下弦の月の日は、明け方に乙女座にある下弦の月と、獅子座の最終度数の近辺にある獅子🦁のハートにあたる星、レグルス✨が近くに見えます。
新月転換までのラスト1週間ですが、まだカルマ的なことが起こりやすい蝕のシーズンのさなかを生きています。
満月を過ぎ、月が欠けていく時間帯は、デトックス&クレンジング、現状の問題点を再チェックする、満月で達成されたものをリソースとして統合していく、新月転換に向けて修正・調整していく時間帯です。
乙女座の月は、秩序と(内省的な)明晰さを心のよりどころにします。
どんなカオス(=魚座&海王星)でさえ、実際は宇宙の秩序の一部であることを、感情的に理解できます。
混沌とした無秩序なものすべてを整理するニーズを感じる乙女座の月が、同じように修正と調整を必要とする下弦の月になるのは、
師走の大掃除を迎える年末に、とてもナイスなタイミングです。
蝕のシーズンらしく、不要なものを手放し、浄化をすすめましょう。
さらに射手座の太陽は、この日に双子座5度にある地母神、小麦の女神=準惑星ケレス(セレス)とぴったり180度対向、そして28日には竈の女神、小惑星ベスタと合。
太陽&水星など個人天体が射手座にある時間帯は、夢を追うキャリアの形成に意識が引っ張られがちなシーズンですが、
私生活においては女性性を豊かにすることを意識することで、より充足した満足を得ることができます。
Image by bluartpapelaria from Pixabay
2021年11月27日21時28分、月は乙女座5°28′で下弦の月になります。
月が完全に見えなくなり、新月になるまでの約1週間は、下弦の月のフェーズ(期間・段階、太陽と月の1/4ごとのサイクル)です。
19日に不動宮の牡牛座27度で蝕の満月となった月は、双子座、蟹座、獅子座を移動し、柔軟宮の乙女座5度まで進んでいます。
月と下弦=90度になっている太陽も22日に乙女座と同じ柔軟宮、射手座にイングレス(=星座移動)、水星もまた25日に射手座に移動。
そして太陽と水星が射手座7度で重なり合ってコンジャンクト(外合)するのが29日です。
月のノード軸のサウスノード(=ドラゴンティル)は射手座1度。
29日の前後は、運命の転換期であるいま気づいておかなければならない大切な情報を宇宙からダウンロードできるラッキーな日です。
射手座は、物質&精神性の両方を拡大する星、木星を支配星とする正義と幸福の象徴、新しい地平を求め冒険に出る、旅する星座です。
しかし同時に、神々の使者、マーキュリー=水星が射手座を旅するとき、正直者の彼はいつでも率直すぎる意見を遠慮なく言ってしまう火の星座らしい傾向があり(たとえそれが真実であっても)それが必ずしも他者からは歓迎されない場合があります。
これは火星座の正直さの裏返しであり、その直接的な物言いが、他人を傷つけることを意識する配慮や余裕が訓練されていない場合の話です。
そのほかにも悪気のないジョークや迂闊な誇張で、トラブルに巻き込まれやすくもなります。
水星は射手座の対向、双子座の支配星であるために、射手座に入るとデトリメント(障害)になるのです。
射手座&木星の示す知性の拡大は、異文化理解や高等教育に関連するため、射手座の強い人々は信念を持った知識人ですが、彼らの思考は非常に主観的であり、客観性や外部から冷静に物事を見る能力を欠いている場合があります。
(そのため風星座&その支配星やハウスからの支援を絶対的に必要としています)
しかも下弦の乙女座月の日は、月のノード軸のサウスノード側に乙女座のルーラー水星が射手座太陽とともにあることで下弦=90度であるため、
水星をルーラーとするもうひとつの星座、双子座にノースノードがある月のノード軸と柔軟宮のTスクエアができます。
下弦の月の日の近辺は、乙女座的な批判精神をダイレクトに表現しすぎることには注意が必要です。
いまが蝕のシーズンのさなかであることを忘れないでください。
一方で、このTスクエアの緊張したエネルギーを最大限に活用できるのは、人生哲学や信念・知性全般を洗練するためのハードなメンタルワークです。
射手座&木星の基本は、主観的であるがゆえの創造性の爆発です。
自分の考えをうまく表現することができ、非常に芸術的です。これは、ステージで演奏するアーティストにとっての素晴らしい側面です。
射手座の新月を前にして、私たちはこの世界と人生のもっと明るい面に注目し、他の人を刺激することができるより楽観的な世界観を持つことです。
一見、浅はかに見えるかもしれませんが、実際には射手座は哲学的な精神を持っているため、別の視点から科学的主張の欺瞞や、無宗教的な狭心を見やぶることができます。
射手座&木星の本質である許しと善良さも、私たちの人生を助けます。
射手座の雰囲気は華やかなクリスマス・シーズン🎄そのものです。
街角の景気は活況になり、金融市場ならリスクオンの攻めの投資、強気の方向に転換しやすくなります。
(しかし12月24日クリスマス・イブに今年3回目の天王星90°土星がある。世界経済はブラック・クリスマスになる危険がある)
乙女座まで回った月、その対向魚座にある海王星も、このフェーズの12月1日水曜日の夜、22時23分に順行に戻ります。
これで牡牛座にある天王星をのぞいて、社会生活に関連が深い外惑星、木星・土星・海王星・冥王星の4天体は順行している状態になります。
国内のコロナ感染状況は、いまだ大変低く抑えられている状況で蝕のシーズンを乗り越えようとしています。
希望に満ちた楽観主義の気分で12月を迎えることができるのは、神々の恩寵、天恵です。
しかし射手座&木星が作り出すムード(雰囲気)は、何か問題があるとすぐ振り子のように大きく揺れ動きます。
人生を幸せにする本物の価値を問い続けている金星は、山羊座で冥王星に近づきつつあります。
このところ宵の明星は輝きをたいへん強め、皆既日食の起こる12月4日は最大光度(-4.7等)です。
鳥か!?飛行機か!?ちがう、ヴィーナスじゃ~!!というくらい明るい。
山羊座金星は12月19日から逆行を開始します。
2021年12月4日16時43分、月は射手座12°22'で皆既日食の新月になります。
今度の皆既日食は日本で見えません。よって先日の牡牛座月蝕のほうが日本国に与える影響は大きいはずです。
満月が起こった牡牛座/蠍座の軸は、借金や税金も含めたリソースの軸です。
140年ぶりのほぼ皆既月食の部分月食であった、ということは、今年の大河、新しい1万円札、日本の資本主義の父、渋沢栄一の頃から続いてきた日本型資本主義が大きく転換するということです。
運命から進化の道が示される月のノード軸は、クリスマスイブ前夜12月23日12時16分に現在の双子座/射手座の軸から、牡牛座/蠍座の軸へと移動します。
よって来年2022年の日食&月蝕は牡牛座/蠍座の軸で起こります。日本型の「新しい資本主義」の構築は来年2022年の大きなテーマのひとつです。
岸田政権の財政出動政策の骨子と詳細が出されたの満月の翌日、しかし日本の「新しい資本主義」を創造するのは政治でなく、やはり国民の努力と団結だと痛切に感じています。
とくに日本国民の乙女座的態度=公衆衛生の維持のための貢献と献身です。
残念ではあるけど、政治はあまりに、頼りなさすぎる。
この円安と原油価格の高どまり、エネルギー価格の高騰をどうするか。
新月前後に円高に転換し、原油の輸入価格はひと息つくかも?という希望的観測をするのは射手座のせいか…。