:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2021/6/25 山羊座♑満月のホロスコープ

 

 

 満月の翌日、26日からは七十二候の菖蒲華(あやめはなさく)です。

 紫陽花といい、雨の季節に紫の色はよく似合います。

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 出生図で天秤座の10度付近、とくに8度から12度のあいだに星や感受点がある人はいま、火と風の元素でつくられるグランドセクスタイル=ヘキサグラム(六芒星)のアスペクトが出来ています。

 火と風が組み合わされることで非常に直観的な啓示がもたらされ、各個人の運命が必要としている相手や情報と容易くつながることができます。

 実際の経過(トランジット)の天体図では、ここに星がないため(準惑星マケマケでさえ天秤座5度)、六角形の一角が欠けるホームベース型です。

 日本の東京チャートでは傷ついたヒーラー、小惑星キロン(カイロン)がホームベース型の頂点。

 いま年齢が50-52歳の人々はカイロン・リターンを迎えています。

 過去の人生で負った古傷を癒し、新しい知識に足を踏み入れる好機です。

 かつて傷ついた経験があるからこそ、ひとはほかの人の傷を癒し、他者を救うことでより大きな癒しを手にします。

 

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 2021年6月25日3時40分、月は活動宮の山羊座3°27'で満月になります。

 満月のあと月が欠けていき、下弦になるまでの約1週間は満月のフェーズ(段階、太陽と月の1/4ごとのサイクル)です。

 満月はひとの感情と本能をピークに導きます。

 改善すべき不満のありかがはっきりと分かります。よって感情的なわだかまりを手放すチャンスです。

 山羊座にある月は、自分が社会的な安全性(セキュリテイ)を必要としていることや、社会に役立つことへの強いニーズを持っていることを気づかせるかもしれません。

 しかし外部からの承認は、私たちを本当の意味で幸せにするとは限りません。

 他者からどう見えるか、といった外面の良さが人生のすべてではないのです。

 この満月は、自分の内なる価値観を信頼することについての気づきと学びを与えてくれる満月です。

 21日に太陽が夏至に入ったとき、誰もが自分をもっといたわるべきだと気づいたはずです。

 

 月のサビアンシンボルは山羊座4°「航海にあたって、大きなカヌーの支度をする人々」

 集団的な目標達成をしようとする意志。日本人は官民をあげて東京オリンピックの開催準備に邁進しています。

 

 今回の満月軸は、魚座2°で逆行している木星によって調停されています。

 射手座&木星は、先の射手座月蝕スーパームーンに刺激された日本の宰相、ガースーを見て分かるように、筋金いりの楽観主義です。

  基本的に火の星座のひとは陽気でエネルギッシュ、何事にもポジティブです。

  ガースーは疲れていそうなときも、テレビカメラの前ではマスクを外して、らんらんと目を輝かせています。

 また木星は古来から幸運の吉星であるため、木星に守護されている射手座の人々は、棚ぼたで首相になるほど何かと強運でもあります。

 (他星座のひとが引くほど冒険するが、不思議な加護があり無傷で帰って来る。)

 

 この満月から先は、楽観的なイージーモード、オリンピックも開催さえすればどうにかなるさ、といったお気楽ムード、お祭り気分が世論の大勢を占めるようになっていきます。

 けれど私たち個人にとっては、より哲学的で進歩的、よりおおきなビジョンを人生にもたらすことができる好機です。

 火と風のセクスタイルホロスコープの中で多く結ばれている今は、私たちの意識はこれまでよりさらに外側の世界に向かって開かれています。

  これまでの人生でなかった新しい要素、新しい学びや人間関係を積極的に自分のライフスタイルに招き入れる心構えが大切です。

 

 満月軸と重なるようにして蟹座27°金星と山羊座26°冥王星は180°オポジット

 金星が愛情と人間関係を示すので、いま復活愛のなかにあるひともいるでしょう。

 しかし、大切なことは今が双子座の日蝕のあとの時間帯であるということです。

 人間関係、パートナーシップは過去よりさらに進歩した、新しいステージに向かうことを意識すべき時です。

 先に形成されていた火星180°冥王星アスペクトが、人間関係のなかでのマウンティングの問題を提示してきたことについて、お互いの答えを探していく姿勢が大事です。

 この活動宮の月相のフェーズの中で、自分らしくあることから目をそむけてはいけないのです。

 

 金星&冥王星180度を調停するのが魚座23°海王星

 魚座海王星は26日4時22分から逆行します。

 地域によっては水害の危険があるかもしれません。

 15日に、ぴったりオーブ0度で今年2回目の90度スクエアを形成した水瓶座土星と牡牛座天王星のあいだには、まだ破壊的な強い緊張関係が残っています。

 今年3回目のスクエアは12月24日のクリスマス・イブの日です。

 あまりに楽観的に油断しすぎると、何らかのショックを受ける危険があります。

成功したい、という野心が溢れているひとほど、今年は危機管理が重要です。

  緊急事態宣言が解除され、冷たいビール最高!となっている気持ちは理解できます。

  しかし最低でも今年1年は、公衆衛生の大事さ、生活に関する多くのことを、徹底したコントロールのもとに置いておくべきです。

 双子座の水星はこの日、順行から2日たっていますが、この週が明けるまではまだ用心深くあってください。

 

 今回、満月軸を調停する魚座木星は、夏至に蟹座に入ったばかりの太陽側とは深い愛を示す水星座同士の120°トライン。

 いまは自分の気持ちを他者と共有する意欲があるだけでなく、他の人の気持ちを直感的に理解することで、新しい人間関係&パートナーシップの構築を模索するのに適した満月になります。

 

 金星は27日には蟹座を抜けて獅子座にイングレス(星座移動)します。

 7月14日の獅子座19度での火星&金星のコンジャンクト(合)にむけて、日本ではオリンピックの開会式に向けて、世相はかなり明るい雰囲気に包まれそうです。

 

 2021年7月2日金曜日、月は活動宮の牡羊座10°14'で下弦の月になります。

 次の月相のフェーズ転換はもう7月です。

 

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