5月に入ると、日の入り後の西の空に金星が宵の明星として帰ってきます。
下弦の月が南中している時の姿です。下弦の月は、明け方にはすでにモーニングムーンとして南中しており、昼頃になるともう西の空に沈んでいきます。
2021年5月4日4時50分、月は水瓶座13°35′で下弦の月になります。
下弦の月が完全に見えなくなり、新月になるまでの約1週間は下弦の月のフェーズ(=段階。太陽と月の1/4ごとのサイクル)です。
新月転換までのラスト1週間です。
月を下弦にしている月と太陽の90度スクエアが、今年1年間の重大アスペクトである、水瓶座土星90度牡牛座天王星それぞれに重なりあっています。
月側が水瓶座13°土星で同じ度数で重なり、牡牛座13°太陽側が牡牛座10°天王星を追い越したところです。
この座相はそのまま緊急事態宣言下のソーシャルディスタンス、社会全体が非接触型を追及することで、コロナ禍を乗り越えていこうとする様子です。
月と土星の0度コンジャンクトは、困難な状況下でも人々に安定性と誠実さを与えます。
いつも正しい情報を収集し、科学的判断を行ってください。
天王星が水瓶座のルーラーであることから、水瓶座のエネルギーは2乗になっています。
これは進化と進歩を求めて、新しい時代に向かうアスペクトです。
次の週には新月を迎える太陽が、革命と革新の惑星である天王星とコンジャンクトしたのち、オーブ3度だけ前に進んでいます。
たとえ緊急事態宣言下であっても、天王星は独創的なひらめきと行動を与えてくれます。
水瓶座&天王星は、問題解決を目指す打開策（ブレイクスルー）の星座と惑星であり、コロナ禍の打開策としてワクチン接種が進められていこうとしている様子でもあります。
天王星が位置する牡牛座はリソースとバリュー（価値と価値観）を示します。
私たちはそれぞれの個人的な財政と財産の分野で、大きくて突然の変化を経験しようとしています。
また牡牛座の天王星は、農業と不動産について多くの新しい慣行を導入します。
天王星は伝統的な保守主義から脱却しようとし、伝統的な価値観の変化を切望しています。
いまは独創性と創造性により、困難を乗り越えていく時です。
次の月相、12日の牡牛座新月ではすでに双子座に抜けていることになる水星と金星もまだ、太陽とともに牡牛座にあります。
牡牛座の最終度数を運行する彼らは、同じ地の星座山羊座の冥王星と120度トラインの良角度。
牡牛座＆山羊座の不屈の精神、エンパワーメントのための1歩です。
牛歩であっても、1歩１歩前に進んでいきましょう。
牡牛座とそのルーラー（支配星）である金星は、人生を楽しむことを教えてくれる喜びの星です。
金星はしばらく充実した喜びのエネルギーで満ちています。
いかなる職業に関係なく、お金の問題、特に自分の仕事からの利益について、非常に良い影響を及ぼします。
金星はひとそれぞれの魅力を象徴しています。
金星がある星座サインは、私たちが何に惹かれているかを教えてくれます。
金星のエネルギーのおかげで、私たちは愛と豊かさ、美しさと幸福、価値観と物事の本質を授受することができます。
ただマイナス面は、金星が弱さと浅さをも表すということです。
余力がある人ほど、自分のマイナス面を改革する方向に思いを巡らせていいかもしれません。
ともかく5月は、その牡牛座で新月がやって来ます。
2021年5月12日午前4時ちょうどに、月は牡牛座21°17′で新月になります。
いよいよ新月転換です。
新月の２日後、14日には木星が魚座に一時的に移動します。木星が本格に魚座を運行するのは年末12月29日以降の2022年です。
2022年には現在のパンデミックがどのうような様相が見られるか。、来年を占うにも重要な時間帯がやってきます。
今日、宮城沖で地震がありましたが、海老蔵さんの予言も確か5月だったと思います。
危ないのが5日説と11日説とありますが、特定の日付でなく常に警戒しておく必要があるでしょう。
火星は蟹座を運行し、蟹座はおおいなる母性を示します。
９日は母の日でもあるので、独創性をお母さんを喜ばせることに使うこともおすすめです。
蟹座＆魚座の水の星座らしい愛の季節でもあるでしょう。
このあとは水の星座が強まるため、地震だけでなく梅雨の大雨への備えも大切になります。
水星は4日の11時49分、牡牛座から双子座へ移動、金星も9日の11時01分には双子座に移動します。
月末から始まる蝕のシーズンは、宇宙のポータルがひらき、運命的な転換点を迎えるひとが多くいます。
双子座水星＆金星のサポートを受け、課題については月末の水星逆行を意識しながら粛々とこなしていきましょう。
