:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2021/4/27 蠍座♏満月のホロスコープ

 

 

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(Photo by Ales Krivec on Unsplash)

 

 満月はひとの本能と感情をピークに導きます。

 満月が欠け始める瞬間はとくに、感情的な放出力が最大限まで高まります。

 今回は月が蠍座の星座サインに来て満月になるので、執着を手放す感情のデトックスに心の焦点があたります。

 

 「今、現在」から意識を引き離す、過去への想念はすべて執着です。

 今、この瞬間を全身全霊で生きる、という人間本来のありかたを妨げる執着は、将来の不安という妄想と並んで、ひとがより良く生きていくために随時、手放す必要のある感情です。

 

 各個人の執着は、蠍座のルーラー(支配星)である冥王星として、個人の出生図に示されています。

 よって今回の蠍座満月は、過去からずっと引き続いて持ってしまっている、人間関係のしがらみ、わだかまり、執着を宇宙に解放(リリース)することができます。

 毎月起こる満月のなかでも、特に重要な満月のひとつです。

 

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  2021年4月27日12時32分、月は蠍座7°06'で満月になります。

 月が満月の状態から欠けていき、下弦になるまでの約1週間は、月の満ち欠けによる満月のフェーズ(=期間、段階。1/4ごとのサイクル)です。

 

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  東京チャートのアセンダント(ライジングサイン)は獅子座、獅子座のルーラー(支配星)は太陽であり、東京チャートで牡牛座7度の太陽は9ハウスの高い位置まで上昇しています。

 よって今回の満月は、12日の牡羊座新月から引き続き、リーダーによる決断、リーダーシップの重要性が強調されている満月です。

 

 太陽はマンデーン(社会情勢)では政府&首脳を示しますが、現在の太陽は金融と経済に関連する牡牛座を運行しています。

 牡牛座の太陽、つまり緊急事態宣言を発令する政府は、これから国民を財政的に支援する政策を打ち出す必要があります。

 

 しかし太陽が位置している9ハウスは、海外や外国を示すため、政府はオリンピック開催のために、国のリソースを最大限使おうとしています。

  頑なまでにオリンピック開催にこだわっていて、医療現場のためにリソースを割いてくれない政府です。

 この政府のジレンマは、本来の9ハウスを支配する射手座にある月のサウスノード(ドラゴンティル)との150度クィンカンクスが示します。

 海外に対する国威発揚、政権の沽券にこだわって正しい判断ができない首脳、身動きが取れない政府の姿です。

 

 日本政府は「人類がコロナに打ち勝った証としてのオリンピック開催」を目指していますが、国民の誰がどうみても、我が国が夏までにコロナ禍を克服するのは無理があります。

 つまり政府がこだわっているオリンピッ開催の理想と理念は、もうすでに破綻しているわけです。

 

 しかし私たち個人は、獅子座アセンダントのエネルギーを、みずからの人生を創造するパワーとしてポジティブに使うことができます。

 満月軸の太陽側のサビアンシンボルは牡牛座8度「雪におおわれていない土地にあるソリ」

 (サビアンシンボルは、その感受点があるもとの度数の端数を切って、プラス1度で読みますが、前後あさせて3度数のシンボルはやはり深く関与している感覚があります。)

 冬はまだまだ先なのに、冬の準備をすでに始めているシンボル。牡牛座らしく現実思考で、将来のために準備するという度数です。

 

 牡牛座太陽からわずか3度しか離れていないのが目覚めの星、天王星です。

 しかも満月時の太陽は、これから天王星に近づいていくところ、勢いがあります。

 牡牛座はもって生まれだ自分だけの特性&特質。

 新しい価値と価値観の発見、みずからのリソースの再開発、自分が好きなことは、すべて牡牛座とその支配星、金星に関連します。

 天王星がそれらの個人的才能&資質について、覚醒をもたらしてくれます。

 この目覚めはすべて、未来的なビジョンと結びついています。

 

  サビアンシンボルを加味しても、この覚醒はすべて未来に繋がります。

 自分らしさに気づくことで覚醒し、殻を破り、進化の道に進む時です。

 いま辛いひとほど、再生の生みの苦しみの中にあります。

 この満月の天王星は、進化するために変化の方向に進もうとする人間をサポートしようとしています。

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 満月軸の反対になるのは月、マンデーン(社会情勢)では大衆と、大衆の底力からである女性です。

 月は太陽&天王星と180度オポジットになるので、大衆は非常に反抗的で衝動的です。

 政府が発令する自粛勧告、酒類提供禁止に反発します。人々は満月の本能のまま行動しようとします。

 充分な経済的的支援が明らかでないことに大衆は反発しています。

 

 牡牛座天王星を、今年1年間90°スクエア、直角のアスペクトで緊張関係になっているのが水瓶座土星です。

 天王星のルーラー(支配星)は水瓶座であるので、ここはエネルギーが2乗になっています。

 革命を志向する天王星側についている個人意識=太陽(人生の目的と創造性)、金星(愛とお金)、水星(仕事&生活)について、現状の限界点を突破せよ、困難を克服せよ、というプレッシャーを強いています。

 進歩(プログレス)を選ばずに、現状のなかに留まろうとすれば、土星的な制限と抑鬱という強いストレスにおそわれます。

 

 しかしありがたいことに、今回の満月は、12日の牡羊座新月を支配していた火星、満月時は蟹座2度火星と60度セクスタイル

さらに蟹座の火星は蠍座の月と水星座同士の120度トライン、水瓶座の最終度数に向かう27度木星とゆるめのグランドトライン=幸福の三角形。

 

 12日の牡羊座に決断した夢や目標、願った意図と決意、熱意と情熱が勢いあるエネルギーとなって、目の前の困難を克服するためのサポートに回っています。

 

 月の支配しているのは蟹座です。蟹座の火星は、頼りにならない政府に代わって、コロナ禍を生き延びてきた国民です。

 地域のNPOや行政組織、地域コミュニティからのサポートがあります。

 良い仕事&副業が住んでいる場所の近所にありそうです。子育てをサポートする学童保育子ども食堂のような場所かもしれません。

 キッチンカーで起業したいと考えている人は、やはり近所の団地や庶民のアパート住宅地で良い場所を借りることができるかもしれません。

 

 先の記事にもあげましたが、いま不安な気持ちが強い人は、近所の神社仏閣にお参りしたり、台所の竈の神様、神棚や仏壇をきれいにしましょう。

  満月軸の月側のサビアンシンボルは蠍座8度「月の光を浴びる静かな湖」

  実際の月光浴と、サイキックな能力開発の度数です。

 

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 蠍座の支配星、山羊座冥王星が満月の翌日28日から10月7日まで逆行を開始します。

  冥王星は毎年5ヶ月間ほど定期的に逆行します。

 10天体順行期間はこれで終了です。

 蠍座の満月と山羊座冥王星が絡むので、地震や火山の噴火に注意が必要です。

 山羊座冥王星は5ハウス、太陽&天王星は9ハウス側、海外との国境での緊張、すなわち尖閣台湾海峡での中国との一触即発の危機が高まるかもしれません。

  個人にとっては、内なる力と力のコントロールについて学び、

自分のパワーを個人的な事柄から社会的な表現に転換する方法について学ぶべき時です。

  緊急事態宣言の発令で、私たちは政府の権力により外側からコントロールされようとしていますが、

自分の内面について、その力の表現の在り方をコントロールするのは、あくまで個人、個人の問題に帰することになります。

 

 暦はもう5月、1日は八十八夜です。

  2021年5月4日4時50分、月は水瓶座13°35'で下弦の月になります。

 この4日11時49分、水星は双子座にイングレス(=星座移動)します。

 

 双子座は情報と移動の星座、水星はその双子座の支配星です。

 現代人的な忙しさは、おおむね双子座的です。

 また副業など、柔軟な働き方をサポートしてくれるのは双子座のもつ好奇心とオープンマインドさです。

 緊急事態宣言の影響から厳しい環境にある人ほど、これまで縁のなかったジャンルについて学ぶこと、思い切ってトライしてみることで

現状打破、八方ふさがりから抜け出すヒントを見つけることができるでしょう。

 

  5月の月末は26日にスーパームーンの射手座の月蝕。

 30日からは6月に日食が起こる双子座で、水星逆行が始まります。

 

  GW期間中ですが、いまうまくいってないことについては早めに戦略の練り直しをしておくと良いかもしれません。

 これから先は、双子座水星からの強力なサポートがあります。予定をちょっと早め早めに。

 

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