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魂の設計図に進化と統合を

2021/2/5 蠍座下弦の月のホロスコープ

 

 

 2021年2月5日2時37分、月は蠍座16°07'で下弦の月になります。

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 月が下弦にあるときは、月の左側に光が当たっているように見えます。

 月が下弦や上弦のころは、真昼間の白い月を見つけることができますが

日常生活のなかの、普段いつ、どんな場所で月を見かけるか気にすることは、とても大切な月の魔法です。

 

 月が蠍座に入ると、深い内省的な気分を私たちにもたらします。

 自分の考えや気持ちをできるだけ深く掘り下げる探究心を感じます。

 水星が逆行中のサイクルにあるので、今回の下弦のフェーズはその感覚がさらに強まるでしょう。

 自分の心がどこに向かっていて、いま何を必要としていて、何が必要でないのか。

 誰を必要としていて、どんな関係性を望んでいて、もう必要としていない誰かの面影は、心から追いはらう必要があるのではないか

自分の心の奥深い場所を静かに見つめてください。

 月の見えない新月と、新月前の月隠(つごもり)の時間に向かって、気分はさらに沈静化していきます。

 

 下弦の月のフェーズ(期間)は毒素を排出するデトックスに向きますが、

蠍座は不要になった古いものを断捨離すること、そして何より浄化を望んでいます。

 

蠍座の月のサインの影響を受ける臓器や体の部位 :生殖器、直腸、肛門、尿道前立腺生殖器腺、女性は子宮と卵巣、恥骨、遺伝子。

 これらの身体の部位や臓器は月が蠍座にあるあいだ、敏感になっているので注意が必要です。

 いつもと違う痛みや違和感など、異変を伝えるサインがないか、身体のちいさな声に意識を向けてください。

 蠍座というエネルギーには、表には見えにくい場所に隠されて、気づきにくいところがあるので、あらためてこれらの部位をいたわることを意識すべきフェーズです。

 月が衰えるフェーズは外科手術に向いていますが、

これらの臓器については過剰に反応してしまう可能性があるので、積極的にはお勧めできません。

 

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2枚目はアステロイド小惑星)を追加した図です。

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 2021年2月5日2時37分、月は蠍座16°07'で下弦の月になります。

 月がさらに欠けていき新月になるまでの約1週間は下弦の月のフェーズ(=期間)、1/4ごとのサイクルのLast Quarterです。

 

 私の12星座占いは、このフェーズごとの期間に合わせて占っています。

 各自の出生のルミナリーズ(発光天体)である太陽もしくは月の星座を見ることをお勧めしますが、とくに惑星の指定はありません。

 書き手としては各星座のエネルギー開発の手助けをいつも気にかけています。

 この週は新月転換までのラスト1週間です。

下弦のフェーズは万事、新月転換に向けての調整局面という色合いが濃くなります。

 先月29日の満月のときは獅子座にあった月が、同じ不動宮の蠍座に移動して

水瓶座の太陽を中心とした水瓶座ステリウム(惑星集合)とのあいだに不動宮のTスクエアをつくっています。

 

 不動宮(=牡牛座、獅子座、蠍座水瓶座)のTスクエアやグランド・クロス(十字型)は、

それぞれが持つオリジナルなリソース(資質と資産)とバリュー(価値と価値観)の開発と表現=具現化がテーマになります。

 またタフな集中力と持久力にすこぶる恵まれます。まさに不動明王の力です。

 水瓶座には1日にイングレス(星座移動)したばかりの3°金星、5°土星、10°木星、月を下弦にする太陽は水瓶座16°、逆行中の24°水星、あわせて5天体が集合するステリウム(惑星集合)になっています。

 知恵と戦略の女神、小惑星パラスも水瓶座19度にあり、水星が順行に戻る時、金星と重なり合います。(この小惑星パラスは10日に太陽と合になります。)

 

  人生に新しい時代の風を取り入れ、より自由な未来のビジョンを抱くとともに、新しい生活と新しい生き方を獲得できる時です。

 

 水瓶座土星と牡牛座天王星のあいだでの90°スクエアは、今年3回起こるアスペクト(=天体同士の角度)であり

2月12日の水瓶座新月を前にして、今年2021年の1年間で、社会と個人の両方が向き合うべき問題、やるべき課題がまさにいま、目の前に立ちふさがっています。

  天王星水瓶座のルーラー(支配星)であるため、この90°スクエアのエネルギーは2倍、2乗となって、ダブルの意味で水瓶座的エネルギーを強化されているのです。

 

 Tスクエアである以上、心地よいものではありません。

 Tスクエアが形成されると、ブレイクアウト、現状の打開と打破を目指して、テンション(緊張)が高い状態が続きます。

 変容しなければならない、という眠れないほどのストレスや緊張、プレッシャー(抑圧感)を、人類と個人の両方に感じさせています。

 

 海外では軍事クーデターのような危険に向き合っている社会もあります。

  ただし牡牛座の火星は14度まで進み、6度の天王星から遠ざかっているので、場所によっては社会に安心感が出てきているとも感じます。

 

 牡牛座の火星は現実的な視座をもち、目標が達成されるまではけして諦めません。

 3月4日に双子座に抜けるまで、いまの時期に私たちが計画している目標を、忍耐力と現実的なアプローチで一歩、一歩、達成させるための手助けをしてくれます。

 火星が牡牛座にいる3月4日までに、私たちはみずからの価値と存在意義をおおいに高めることができます。

 

 いま味わっている苦しい体験、ブレイクアウトの先には、ルネサンスが花開く人類の新しい文明の到来、風の時代(air epoch)が待っています。

 

 水瓶座にいる土星は私たちに安心(セキュリティ)、集中力、粘り強さを与え、天王星は自由と固定概念からの解放、そして独創性を与えます。

 水瓶座は素晴らしい想像力と直感を持っています。

 雷に打たれるようなライトニング(閃光)のエネルギー、素晴らしい閃きとアイデアでブレイクスルー(打開策)を見つけます。

 大局、高い視座から物事を動かし、障害物を取り除き、苦痛から解放する力です。

 新しいテクノロジーと先進的なイノベーションはすべて水瓶座からもたらされます。

 

 2021年は、新しいテクノロジーと先進的なイノベーション、デジタル化やオンライン化といった水瓶座のエネルギーが促進する

人類の新しいルネサンスの到来に対して、社会にとっては金融&経済、個人にとっては収入や財産を、新しい時代にそわせる方向で開発&発展させていきます。

 

 金星は2月1日の夜11時頃に水瓶座に入ったばかりです。

 金星は魅力を象徴しています。

 すべてのひとのホロスコープには金星があり、ひとそれぞれの魅力を物語っています。

 リソース(資質)とバリュー(価値と価値観)であり(=牡牛座的)、それを他者と交換する(=天秤座的)ことです。

 

 金星がいるサインは、私たちが何に惹かれているかを教えてくれます。

 金星は水瓶座と同じ風サインである天秤座のルーラー(支配星)です。

 よって水瓶座に金星が入ると、私たちは人間関係に対して、また同じように芸術を始めとしたクリエイティブな創造性について

よりオープンで実験的なアプローチをとろうとします。

 広い心と自由な精神を持ち、リベラルでフラットな態度で他者に接することができます。

 

 1月29日の獅子座満月を調停していたのは牡羊座のキロンでしたが、この下弦の月のフェーズまでくると、不動宮のTスクエアを調停しているのは魚座19°海王星です。

 魚座海王星は、私たちの五感では体験できない人生の高い次元、宇宙そのもののエネルギーとして説明することができます。

 分かりやすく説明するのなら、海王星は高い次元の愛、金星は身近な次元での愛です。

 私たちは魚座海王星のエネルギーを、それぞれの想像力の中でしか理解して知覚することができません。

 魚座海王星は右脳的直観、芸術的インスピレーションの権化です。

  金星は木星に近づいて行っています。

 みなさんの魂が求める理想的な愛が、真実の姿をもって現れようとしています。

 今、あなたが愛を感じている対象こそ、あなたが大切にしている価値です。

 愛こそが、もっとも重要な価値観です。それが才能です。

 何とかして愛を表現し、ハートが感じている愛を実際にかたちあるものとして具現化してみてください。

 星は2021年という1年間をまるごと、その猶予として私たちに与えています。

 子どもの頃、何が好きで、どんな風に生きたいと思っていましたか?

 逆行中の水星は水瓶座にあり、魂をより自由な生き方に開放する手助けをしたいと思っています。

 

 ひとの丸い眼球が見上げる天球、そこに燦然と輝く星ぼしは、いつも自分(地球)こそがこの宇宙の中心であるかのような印象を私たちに抱かせます。

 そう、精神的な意味では、個人個人がそれぞれが、この宇宙の中心でもあるのです。

 そして私たちは地球そのものです。

 星の運行はいつも、私たちの魂の進化と成長をサポートしてくれる存在です。

 

 魚座海王星は、知的な学習の星座である双子座/射手座に位置する月のノード軸と柔軟宮のTスクエアです。

 射手座のサウスノード(ドラゴンティル)は、水瓶座にある射手座のルーラー木星と金星のリベラルな愛に振動しています。

 双子座のノースノード(ドラゴンヘッド)は新しい知見と技術を学ぶこと、現実に対する柔軟でオープンマインドな態度をもちつづけること、

子どもたちや学生さんたちのような、好奇心と知的な発達に対する素直な態度こそが、今目の前にある解決策のヒントのひとつであることが示唆されています。

 7日は明け方、射手座の月とアンタレスが近くに観察できます。

 月は欠けていき、冬の星が美しく観察できます。

 皆さんの住んでいる地域が天候に恵まれることを祈っています。

 停電の備えはちょっと心に留めておいてください。天然ガス不足、東南アジアのシーレーンが心配です。

 留の時間帯でなくても逆行中は注意が必要です。

 私は逆行の2日後にひさしぶりに図書館に行ったら、緊急事態宣言発令中のため開館が普段より1時間も後だと知って、結局、出直すことになったのです。

 

 8日は逆行の水星が太陽と内合になります。

 地球より内側にある水星&金星が逆行している時は、水星&金星は地球に近づいているので、内合です。

 いま集めているアイデアについて、かなり意味のある強烈なインスピレーションが降り注ぎます。かならずキャッチしてください。

 この世界のどこかに打開策があります。あきらめないでください。

 不動宮のエネルギーのなかにあるので、私に言われるまでもなく、全員があきらめることなくゴールに向かって出発します。

 2021年2月12日4時06分、水瓶座23°16'で新月が起こります。

 いよいよ2021年の本番です。

 水瓶座天王星は目覚め(awakening)の星です。

  みなさんのスピリットガイド、ハイヤーセルフ、取り巻いている精霊たちはみなさんをいつも愛に導いています。

  これは間違いのない真実です。