:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020/11/8 獅子座下弦の月のホロスコープ

 

 

 現在、逆行中の水星は中日を過ぎたところで、順行に戻るのは11月4日、度数は天秤座25°54′です。

 順行時に天体は進行方向の向きを変えるため、前後3日間はほぼ動かなくなる留(ステーション)の時間帯になります。

 水星が逆行しているあいだは、水星が支配する双子座に関係する領域、通信や移動といった行動には注意が必要ですが、

 水星が留になる順行日の前後3日間はトラブルも発生しやすく、注意が必要です。

 ただ体感的に、逆行開始の時ほどの混乱は少ない印象です。

 双子座&水星は、左脳的な論理的思考と反射神経を支配するので、

普段から星回りや天気に敏感な方は、留の時間帯に不眠や神経が痛む感覚の悩みをもっているひともいます。

 ただし、水星が留になる時は、アイデアの閃きや気づき、直感にも恵まれます。

 思考の内省も深まる時です。

  水星が逆行前に天秤座25を通過したのは9月23日のことでした。

 この頃に起こった出来事に関連したブレイクスルー(=打開策)、ひらめいたアイデアについての、気づきに恵まれます。

minaminosimano.hatenablog.com

 

 順行度数が天秤座であるため、人間関係やパートナーシップにおける問題解決や仲裁のヒント、

もしくは何らかの決断を、このタイミングで下す、ジャッジするひとも多いはずです。

 水星は正義と公正を求める天秤座にあるので、パートナーシップや人間関係のなかで、それがアンフェアであると感じる場合

 今回はまた、火星も今は逆行しているので、普段以上に激しい怒りを感じます。

 メールの交信には、気がつかないうちに行き違いが起こっていた可能性があります。

 水星逆行の前日に、私もスマホの電源が起動しないトラブルがありましたが、丸一日充電すると何事もなかったかのように回復し、元に戻っています。

 ただ、水星逆行時のトラブルに何か原因があり、その原因が根本的に解決されてない場合、順行時にふたたびトラブルが起こったりもします。

 順行したあとからは、逆行を開始した蠍座11°を、水星が11月20日に通過するまで、順行後の2度目のシャドウフェーズが開始します。

  壊れたものを回復させる効果があり、逆行中に無くしたものは、未来に必要なものだけ戻って来ます。

 兄妹のストーリーである鬼滅の刃が子ども達に人気ですが、双子座&水星は兄弟姉妹もあらわします。

 グロテスクやスプラッタの表現は蠍座&冥王星、人間関係は天秤座&金星であり、今の時期この映画がブームになるのも頷けます。

 また兄弟姉妹のあいだで遺産相続の問題(=蠍座&天秤座)があるひとは、今回の逆行中のあいだに遺言書のような法的書類について再確認しておいても良いと思います。

 普段見たくないものを直視しなければならなくなるのが、いま太陽が運行している蠍座のエネルギーです。

 

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 2020年11月8日、月は獅子座16°36'で下弦の月になります。

 月が欠けていき、完全に隠れるまでは下弦の月のフェーズ(=期間、1/4ごとのサイクル)です。

 新月転換までのラスト1週間です。

 生活習慣などで終わらせたい習慣などがあるひとは、新月までのあいだに思いきって終了させることができます。

 太陽は蠍座にあるため、けじめを着けるべきことは、このフェーズのあいだに、はっきり決着を着け、結論を出しましょう。

 太陽は蠍座にあるため、私たちの意識は変容を目指しています。

 このフェーズでは、自己のリソースを表現したいという、同じ不動宮の獅子座に月が至って下弦の月が起こるため

自分らしく人生を表現したい、という無意識からの望み、自分らしさを求める本能から

深い変容への道筋に入っていくことになります。

 太陽はすでに蠍座の半分を過ぎ、射手座に抜けるのは11月22日です。

 牡牛座で満月が起こったハロウィンの頃は、かなりハードなアスペクト中心に構成された厳しいホロスコープであり、

まさに大統領選挙前の緊張状態、といった感じでしたが

太陽が蠍座16°まで進んだことで魚座18°海王星と120°トラインという水星座同士の安心感のある好角度ができます。

 蠍座も寝室と睡眠に関連するので、無意識からのプレッシャーや緊張で眠れなかったひとには

いくぶんの安らぎ、安眠がもたらされる期待ができます。

  例年は太陽が射手座に入ると、楽観的なクリスマスの雰囲気がぐっと高まりますが、

今年は米国の大統領選挙後の混乱の余波を受け、日本の為替や株式相場にも何らかの影響があり、今年はコロナ禍の影響から混乱が拡大する可能性もあります。

 混乱のピークを起こすのは11月13日に木星冥王星が3回目の合になること、

山羊座/冥王星の合の1回目は4月5日、2回目は6月30日、いずれも世界と日本のコロナ感染拡大の第1波と第2波、それに伴う株式市場の下落が起こっています。

 この下弦のフェーズが重要になるのは、13日に木星/冥王星の合が起こるだけでなく翌日の11月14日09時36分に、牡羊座を逆行していた火星が、牡羊座15°で順行に戻ることです。

  牡羊座の火星は9月10日から約3ヶ月間逆行していましたが、

さらに順行後の16日と19日に、山羊座の3天体、土星冥王星木星と3度目の90°スクエアのハード・アスペクトを形成していきます。

 13日に冥王星に合となった木星とは16日の04時43分、冥王星と同日の14時32分

土星とは19日に、それぞれオーブ(範囲)0°のスクエアになります。

 牡羊座15°の火星は、天秤座14°の天秤座の支配星、金星と10日の段階でオーブ0度の180°対向オポジションになるため、

牡羊座、天秤座、山羊座に、それぞれの支配星、火星、金星、土星が絡んでの活動宮のTスクエアです。

 天体図に存在する牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の活動宮のアングル(枢機軸)は、自我の獲得を目的としています。

 自分が自分らしさに目覚めていく過程です。

 自分らしさという自我の獲得に、いまは他者と社会の問題が同時に立ち入ってきており、とくに山羊座には死と再生の冥王星を2つの社会天体、木星土星がサンドしているため、社会からの変化の要請は、大きなプレッシャーをともなっています。

 いま、大切な意識は選択と集中です。

  まずは自分らしいと感じられる方向を選択することです。

 それから、自分のリソースとエネルギーの最大を、その方向性の土台となるべき事柄に投下し続けることです。

 自我は新しい自分のアイデンティティ(存在意義)を欲しています。

 もっと自分らしい生き方を渇望しています。

 苦しいのは「なりたい自分」を無視しているからです。

 リセットすべき対象は、猶予なくリセットすべきだと無意識は訴えています。

 変化の必要性を自覚するだけで、意識から変容し始め、行きたい方向に一歩ずつでも進んでいこうとし始めます。

 目標さえ掴んでいれば、山羊座土星は遠回りを許容します。

 私たちの出生図にある土星は、「人生の遠回り」の意味を内包しています。

 人生に意味のない時間はありません。

 時間を管轄しているのもまた、山羊座です。

 目標さえ見失うことがなければ、無理して身体を壊したり、イライラして焦る必要はないのです。 

 怒りを感じているのは、その相手や誰かではなく、いつまでも変化しようとしない自分に腹を立てています。

 実際のところは、怒っている相手や対象に、自己を投影しているだけにすぎないのです。

  ふたつの社会天体、土星木星はこれから山羊座の後半度数を進み、

山羊座が意味する旧来の古びた社会の体制や制度について、破壊の苦しみから、再建と再構築のための生みの苦しみの方に意識は向かいます。

 山羊座は、目標さえもっていれば、けして諦めないタフさと計画の実行性があります。

 また山羊座の後半度数は、年末に2天体が抜ける先の、水瓶座のエネルギーがすでに感じられる感受帯であるため、

これからはエネルギーシフトのなかにあることを誰もが強く実感するはずです。

 ともかく11月の13日から19日は、自分を含む人類全体の緊張とプレッシャーが高まる重要時間帯として今から意識しておくと良いでしょう。

  順行に戻った水星は、今回の下弦のフェーズのうちの11月11日に、ふたたび蠍座に再イングレス(=星座移動)します。

 順行後の下弦の月の日には、天秤座27°まで進んでおり山羊座26°土星をはじめとして山羊座3天体と90°スクエア。

 社会的には、人々は社会正義を求め、政府の説明責任を追及します。

 ただ個人にとっては、水星と土星はハードアスペクトであってもタフネスな集中力とブレイクスルー(=打開策)の追求をもたらします。

  月はその水星を蠍座で追い越したあと

2020年11月15日14時07分、蠍座23°17'で太陽と合になり、蠍座新月になります。

  11月の最後は30日の双子座満月から、蝕のシーズンが始まります。

 先の蝕のシーズンから半年が経ったのです!

 日本社会の、奇跡のような安定性を見てください。

 この揺るぎない安定感こそ、この国の真の実力、底力です。

 成長(グロース)だけでない、日本の安定性もまた武器になる時代です。

 まさに今、この厳しい山羊座ステリウム(惑星集中)のもとで、国民のひとりひとりが底力を発揮しているところです。

 現下の星回りの厳しさからすると、海外のような厳しい状況になって全くおかしくないのに、奇跡以外の何物でもないほど日本社会は安定しています。

 予想されていた食糧危機が起こるどころか、日本のお米は余っています。

(一方でWFP世界食計画が今年のノーベル平和賞を受賞するほど、世界は食糧危機に瀕しています)

 これは何より高齢者ケア(=山羊座土星)を担っている、医療と介護の現場に携わる人々の多大な貢献と、献身的努力のおかげです。

 今年1月13日の土星/冥王星と、11月13日に木星/冥王星の3回目の合が起こる山羊座22°のサビアンシンボルは

山羊座23°「戦闘での勇敢な行為によって2つの賞を与えられる戦士」

褒章されるべきは、世界一の高齢化社会である日本国の中で、自宅で介護をしているひとを含めた、高齢者ケアに携わっているすべての人々です。

 その世界一の水準、意識の圧倒的レベルの高さの賜物です。

 現在の星回りの厳しさを考えると、現況の平和を国民はもっと誇っても良いはずです。

 ただ、政治と社会がもっとも配慮すべきは、まずは高齢者ケアの現場に対してです。

 GOTOキャンペーンは、その次点で良いと考えます。

 現行、セーフティネットとして機能していない部分は、12月に2つの社会天体、木星&土星水瓶座に入ってから、救済政策の再構築が強力に推し進められることになります。

 現行の臨時国会が、救済政策に関する法案を迅速に可決させていくことを希望しています。

 水瓶座は弱者の救済、真の社会正義の実現を求めていく星座です。

 かつての共産主義国家が挫折させてしまった、人類の自由と平等と博愛の夢

今度はテクノロジーによって実現させる、

人類がながく待ち望んできた「水瓶座の夢」が実現される世界が、いよいよ、やって来ます。

 将来、ユニバーサル・ベーシック・インカムを成功させるのは、かつてのような共産思想などではなく、あくまでテクノロジーの発展が人類に寄与する結果です。

 

 2021年に向け、早めの整理整頓を後押ししてくれる星回りです。

 牡羊座の火星と蠍座の太陽は、古くて役に立たない不要物を一掃させてくれます。

 単に捨てるだけでなく、まだ使えるものは寄付やメルカリで、欲しい人に譲渡するのも良いと思います。

 下弦の月は排出のエネルギー、このフェーズのあいだに意識的に浄化していきましょう。