9月の月末は、24日に月が上弦となるため
吸収する力の強い時間帯であり
また月の引力の影響も少なく
目的に果敢にチャレンジしていこうと、
挑戦の意欲が高まる上弦の月のフェーズで終わります。
トライ&エラーの繰り返しなかで、先の乙女座新月の決心や決意の強さが試される
また、進んでいる方角ややり方が、正しいか間違っているか試される、小さな危機が生じる時でもあります。
人生の目的を意識的に再確認することができます。
2020年9月24日10時55分、山羊座1°29′で月は上弦の月になります。
月はこの後、さらに満ちていき、満月になるまでの約1週間は上弦の月のフェーズ(1/4ごとのサイクル)です。
上弦の月は、月が太陽と最初に90°スクエアになるフェーズであるため
常にやる気に満ちたフェーズですが
今回は活動する力が活発になる宮動宮同士
山羊座と天秤座の初期度数に月と太陽が位置するフェーズになるため
目下のきつい星回りのなかで、前進を阻害していた問題をブレイクアウトさせるきっかけを掴むことができます。
月は射手座23°55′の月のサウスノード(ドラゴンテイル)を通過したばかりであり
カルマの昇華なくして、進化の土台づくり無し
という、目下の星回りのテーマに、本能的、感情的にも目覚めている月です。
太陽は22日に天秤座に入り秋分となり
牡羊座7°の小惑星キロン(カイロン)と180°オポジションになります。
水星も天秤座にあるため、意識は学びたい意欲、成長への欲求に満ちていますが
同時に傷つきやすく繊細で、敏感です。揺れやすさが、山羊座に入ったばかりの月にも伝導します。
今回の上弦の月のフェーズは、揺れやすさのなかで、それでもチャンスを掴もうともがくひたむきなフェーズです。
乙女座新月後、目的に対して積極的に挑戦していく最初の関門をくぐります。
この日、水星は天秤座26°9′まで進み
木星&冥王星&土星の3つの外惑星からなる山羊座ステリウム(=惑星の集中)
および10日から逆行している牡羊座火星とのあいだで活動宮同士のTスクエアをつくります。
来月、10月17日に起こる次回の天秤座新月では、太陽と月が天秤座23°53′で重なり新月、
および、この天秤座新月付近が活動宮Tスクエアのエネルギーのピークなるため
次回の10月17日の天秤座新月に起こる出来事の予兆を先読みすることができます。
菅政権が発足するのが9月17日の乙女座新月前として
新政権に対する世論調査の結果から
公示は10月10日の蟹座下弦の月の直前
大安吉日の10月25日が噂されているので
実際にこの辺りで選挙が実施される公算が高いでしょう。
牡羊座火星と山羊座ステリウムが主役となる今回の活動宮Tスクエアのエネルギーがピークになるのは
10月14日近辺の太陽が天秤座21°となり
逆行している牡羊座火星が天秤座21°まで戻り
順行に戻った山羊座ステリウム3天体と活動宮同士のTスクエアになるときです。
このエネルギーが天災や災害として出現し、人命が失われることが最も恐れるべきことであるため
議会の解散総選挙という比較的クリエイティブなかたちで、このエネルギーが表現されるのであれば、私は歓迎します。
じみん島&りっけんみんしゅ島がグレートリセット★され、来年以降の国家運営に向けた準備が済むことが、この国にとってポジティブなエネルギー表現であり、良い選択肢なのではないかと思います。
逮捕されている3名の衆議院議員の給与を、一刻も早く支給停止してほしいと思います。
活動宮同士のTスクエア、とくに次々と順行に戻っていく山羊座ステリウム3天体は
いずれも社会構造と制度や体制システムの耐性をテスト中であるため
脆くて弱い構造は変革の必要性を暴き出しています。
耐性や実力のない偽物のメッキは剥がれ落ち
ルールを正しく遵守していない体制と制度は破壊されます。
順行に戻っていく木星と土星は、山羊座らしい厳しい倫理観と激しい労働意欲を、冥王星から絶えずもとめられています。
暑さが和らぎ、秋が深まると同時に、個人は社会参加していく、より前向きな気分を取り戻していくでしょう。
さて、風サインで優れた能力を発揮している水星が、この日までに天秤座26°まで進むことで
活動宮Tスクエアが形成されることになるのですが
この水星は27日に蠍座にイングレス(星座移動)します。
そのあと来月10月14日に蠍座で逆行を開始し
10月28日に再び天秤座に戻り、11月4日に天秤座25°53′で順行に戻ります。
水星の順行時の留・ステーションポイントは天秤座25°53′です。
水星が天秤座25°53′を通過するのは
今回の上弦の月の日の前日、9月23日です。
この日から水星逆行のシャドウフェーズが始まります。
9月23日前後に閃いたアイデアは、非常に重要なアイデアである可能性があります。
気づいたことや出来事は、できるだけメモをとるよう心がけましょう。
水星は双子座の支配星、アイデアをもたらす左脳的思考能力を司ります。
今回は支配星である双子座とおなじ風サインの天秤座に、この順行を開始する留(ステーション)ポイントあるため
天秤座が司る人間関係やパートナーシップも含めて
いまの人生の細部まで調整し、洗練させていくアイデアをもたらしてくれる星回りです。
逆行が始まったあと内省し、再検討することで、アイデアの強度をテストすることができます。
水星逆行前のシャドウフェーズはとくに有効に使えます。ぜひともご活用ください。
この上弦の月のフェーズのうちに、山羊座ステリウムの3天体のうち、土星が順行に戻ります。
木星が山羊座17°24′で先んじて順行に戻ったのは9月13日9時41分のことでした。
木星と冥王星は、日本時間11日3日のアメリカ大統領選挙の直後
11月13日6時38分に山羊座22°51′に
今年3回目の合になります。
候補者のどちらが勝利しても、郵便投票を理由に、敗者は敗北を認めないでしょう。
現行の山羊座ステリウムがつくりだしている混乱のピークは、この辺りになると考えられます。
冥王星が山羊座22°29で順行に戻る10月4日の前から、世界の混乱の最後のピークはすでに始まっているはずです。
次の満月は牡羊座の満月ですが、WHOがパンデミックを宣言したのは今年の3.11
(奇しくも東日本大震災から9年目)
であり、コロナ禍の世界から半年が経過したことになります。
各自が獲得したものが何であれ、失ったものが何であれ、人類は等しく、また久しく霊的におおきく成長しています。
この偉大なグレートリセットのあと、地球に対する人類の態度はおおきく変化していくはずです。
太陽が9月22日から天秤座を運行しているため、私たちはどうしても自分を他者と比べがちです。
でも、他者と自分を比べることは意味のないことです。
活動宮同士のTスクエアのうち、個人天体である天秤座水星と牡羊座火星を調停しているのは、天命と進化の軸である月のノード軸です。
運命の軸である月のノード軸が調停することでレクタングル(長方形)になっています。
個々が自分の運命と進化が感じられる方向性を目指して優先させるほうが
これまで常識とされてきた社会的な役割や地位を頑なに守ることより、はるかに大切であることが示されています。
私たちはみな、世界にひとつだけの花です。
順行に戻ろうとしている山羊座の土星は、彼が支配している時間の流れに意味のない時間はなく、意味のない人生など、どこにも無いことを、私たちに強調してきます。
目下の山羊座ステリウムで、人生の何らかのセキュリティ、これまで社会の既存システムによって守られていた安全性や安定性が、破綻したり、挫折したりすることは避けられません。
スクラップ&ビルドが一部だけですむひともいれば、かなりの大部分の枠組みを、スクラップ&ビルドしなければならないひともいます。
山羊座&土星が強い時は、近道だけが進化ではなく、すべてに学びの意味があり、人生に無駄だった時間など本当は何ひとつ無かったことに思い至ります。
無駄だったと思っていた時間帯は、実は社会の既存システムに守られた、今から考えると平和で尊い時間帯だったのです。
けれども、もはや、すべて過ぎ去った過去です。
火星は牡羊座で逆行しています。激しいエネルギーであり、無理は禁物です。
火星が10日に逆行する直前、私は面倒をみている保護猫の一匹を、足もとが暗かったため危うく事務所の重たいドアで挟みそうになりました。
(ほかの野良猫に追いかけられて、猫が思わぬ方向から飛び込んできた)
運よく猫に怪我はありませんでしたが、自分の何気ない不注意の恐ろしさに改めて思い至りました。
繰り返しますが、無理は絶対に禁物です。前進には慎重さがともないます。この先、怪我や事故にはくれぐれも気をつけてください。
そして、くれぐれも勢いよく飛び込んでくる猫をドアにはさまないように!
猫と言えば獅子座に関連します。
現在のホロスコープで獅子座19°にある金星は、逆行している魚座19°海王星と150°クィンカンクス。
エゴやナルシズムといった、誤って歪められている自画像は
自意識過剰の波に襲われ、薬物の誘惑や躁鬱な気分に左右されやすくなります。
また恋愛や子育て、自己表現には、ジレンマが発生しやすい時です。
自己の運命について、
とくに恋愛、子育て、自己表現については
理想どおりコントロールしたい欲望や欲求を、宇宙の導き(魚座海王星)に思いきって手放すことで、苦しみから解放されます。
ひとは誰もが完璧な存在ではなく、個人の力には限界があります。
上手くいかなくなっている側面に、身勝手なエゴが隠されてないか、立ち止まって再考するタイミングです。
上記の事柄について、いま有効なのは
おのれの天命を知り、時が来るのを謙虚に待つ作戦です。
不調和と不均衡のあいだを揺れ動きながら、無我の境地で行うアートなどクリエイティブな創作活動では
自意識過剰のため見えなくなっていた真実の発見が期待でき
新たな創作意欲に到達できます。
天王星もまた、牡牛座で逆行しています。
牡牛座は経済と金融システムであるため、これまで実態経済と解離しすぎていた株価、とくにハイテク株には揺り戻しがあります。
天王星が逆行したタイミングで、莫大なオプションをかけてハイテク株に投資したソフトバンクの投資成果がどうなるか?
株価が想定と逆になる場合、オプションをかけた投資がどうなるか。投資というか、もう投機筋です。
このような投機を続けるとどうなるか、まもなく結果が分かると思います。
水星や太陽が天秤座を運行する9月から10月にかけては、相場も毎年、調整相場になります。
コロナのワクチン開発が上手くいっていないことには意味があります。人命に関わる重大な案件であり、治験は時間を経て慎重であるべきなのです。
遠回りにも、いまは深淵な意味があります。土星が山羊座にいてくれる今年は、遠回りしたって良いのです。
慌てなくても、誰もが人間として、大きく成長しています。焦らなくても大丈夫です。
これからしばらく、前進には慎重さが必要になります。
くれぐれも莫大なオプションをかけて、ハイテク株に投資しないでください。
10月は牡羊座満月から始まります。
10月2日06時05分、月は牡羊座9°8′、太陽は天秤座9°8′で満月になります。