:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020年9月10日 双子座下弦の月のホロスコープ

 

 

今年の秋分

すなわち 太陽が活動宮・天秤座に入室するのは9月22日22時31分です。

首相は辞任を表明し、7年半に及ぶ長期政権が終わりを迎え、次の自民党総裁選は9月15日までに実施されると伝えられています。

9月17日の乙女座新月、さらに22日に秋分を迎える頃には

新しい政権が発足し、コロナ禍のなかで閉塞感が漂う日本の空気も、新しい時代に向け大きく変化していくことが期待できます。

世界は一見、混乱し、退化しているように見えますが、実際には進化していこうとしています。

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秋分になると、6月の蟹座0°日蝕図や夏至図に示されていた国内の社会情勢のトレンド(傾向)に、秋分図で示されるトレンドが新たに加わることになります。

 秋分の太陽は天秤座であり、天秤座のナチュラルハウスである7ハウスに山羊座ステリウム、さらに天秤座水星が絡んだ活動宮Tスクエアになります。

 秋分以降は、アメリカ大統領選の行方を注視し、同盟国の対中政策に歩調をあわせる事に対して、新政権の重点が置かれるようです。

 政府、サインが天秤座であるため、対外政策に追われる太陽は、パラダイムシフトを進める山羊座ステリウムと120°トライン。

 同盟国と協調的な歩調を保てる政府ですが

何せ絡んでるアスペクトがこれだけ。

 4ハウスにあり、同盟国の顔色を伺う内向きな印象です。

 太陽は準惑星マケマケと合になるので、新政権もコロナ対応には追われています。

 アセンダントは蟹座、蟹座を支配する月、大衆は6ハウスで健康にもっとも関心を寄せ

射手座にあるため、一部では外国のワクチンの接種が始まるかもしれません。

 また射手座は大学教育、乙女座も教育と学習のサインであるため、現在の大学の改革、来年の大学入試をどうするか、などに関心が集まりそうです。

 天秤座の支配星、金星は2ハウス獅子座にあり、経済政策で新政権の個性、独自色を出そうとします。

 獅子座なので、子どものいる家庭に対する給付金になるでしょう。

 しかしこの獅子座金星は山羊座ステリウムと150°。貿易など外需依存の旧来のままの経済が上手くいかないため、中途半端なかたちで頓挫する可能性があります。

 獅子座なので、皇室の皇位継承問題、金星なので内親王の宮家創設をはかり、それも頓挫するでしょう。

 秋分図からすると新政権のスタートは、存在感の薄い、リーダーシップの弱い政権になりそうな印象があります。

 秋分図は、おそらくコロナの第3波に関わるため、できれば総裁選が終わって、新しい首相や内閣の印象を見てから改めて読みたいと思います。

 

今回の記事では、コロナ禍に関係が深いと目されている小惑星

準惑星エリス(#136199)小惑星ヒギエア(#10)準惑星マケマケ(#136472)の3天体も追加しています

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2020年9月10日18時26分、月は双子座18°7′で下弦の月になります。

  月がさらに欠けていき、新月になるまでの約1週間は、下弦の月のフェーズ(1/4ごとのサイクル)です。

 新月転換までのラスト1週間です。

 月が下弦になるフェーズは、満月で得た気づき、満月の時に発見した問題点を修正し、調整していく側面が強くなるフェーズです。

  5月に蟹座から双子座入りした月のノード軸のノースノード(ドラゴンヘッド)は双子座25°まで進んでいるため

(月のノード軸は惑星とは逆方向に進みます)

月はまさにノースノードにコンジャンクト(合)していこうとしているところで下弦になります。

 月のノード軸は、ひとのカルマに絡んだ運命の軸であり

ノースノードは過去のカルマや、現在の問題の解決策と未来への方向性

カルマを解決するための学びが示される感受点です。

 現在の月のノード軸は、射手座から双子座の方向に、進むべき道が暗示されています。

 すなわち、過去から培ってきた専門性や信念、人生哲学に固執せず

新しい出会いに対するオープンマインド、

新しい知識と情報の獲得、多角的視点、多様な意見、多様性の理解を深めることが、解決策になります。

 双子座月と乙女座18°太陽の下弦のスクエアは

さらに逆行している魚座19°海王星とオーブ(アスペクト範囲)1°の柔軟宮Tスクエアを形成し、このTスクエアを調停しているのが

山羊座ステリウム(惑星集中)です。

とくに山羊座木星はこの日オーブ0°で地の星座同士120°トラインの良好角度になります。

 水星や太陽が乙女座後半を運行するあいだは、この困難な山羊座ステリウムと協調的なエネルギーが続きます。

 個人は目的に向かって、計画的にコツコツと目標達成を進めていける素晴らしい時間帯です。

今こそ過去から続いてきたカルマを昇華しよう

それも周りの状況に柔軟に対応する形で、現状における問題解決を図ろうとする意欲ある下弦の月です。

 先の魚座満月が10天体すべてを統合し、浄化の先に進化を進めようとする、統合力の強い満月でしたが

その浄化と統合を進めるための、問題解決を推し進める意欲に満ちています。それも柔軟に対応できます。

 月は山羊座ステリウムと150°クィンカンクス

ジレンマのアスペクトをもっていますが

いまあるジレンマは、山羊座土星という、時間の流れ、努力の結果が解決してくれるはずです。

 牡羊座28°火星は、この日7時22分、牡羊座28°08′から逆行です。

 11月14日、山羊座14°00′まで逆行します。

 牡羊座火星は、山羊座ステリウムと活動宮スクエアになり、個人にはタフな勤勉と労働意欲を通じて、

新しいアイデンティティの獲得と、自我のフレームの破壊と再建を促しています。

 牡牛座天王星はすでに逆行していますが、株式相場は実態経済とかけ離れ、過熱して高値圏まで上昇しています。

 牡牛座は経済、エコノミーの問題です。

 天王星が逆行すれば、現状の恐慌のような実態経済に則して、株価は値下がりすると考えていましたが

天王星逆行は予想が裏切られます。予測とは反し、むしろ過熱した株高です。

  火星が逆行すると、現在、過熱している株価は乱高下しやすくなり、ボラティリティが生じやすくなると考えられています。

 株価のトレーディングをしているひとはチャンスかもしれませんが、現在の大統領選挙に絡んだ相場は

山羊座ステリウムのもとで全財産を失う危険があります。

 魚座満月の時は、ナショナリズムの蟹座金星と山羊座ステリウムとのあいだで活動宮Tスクエアになり

台湾海峡における軍事演習の応酬のような

軍事的緊張と軋轢を生み出していましたが

金星は9月6日に獅子座4°に抜けています。

 戦争の危機は、山羊座ステリウムとの90°がある限り続きますが、

金星の獅子座入りと同日に、早くも天秤座に入っている水星、

外交努力に努める風サイン、天秤座水星と60°セクスタイル

 金星はもとから天秤座の支配星であり、支配星交換のような友愛のエネルギーが流れ、

平和外交に力を発揮してくれる水星と金星のペアです。

 現在、緊張が高まっている南シナ海台湾海峡は、緊張の緩和が期待できます。

 個人にとっても華やいだコミュニケーションの交流が期待できる、フレンドシップ

相互理解を進めることができる時です。

 金星が獅子座に入ると、まるで薔薇の花束のように、非常に華やかな雰囲気を世界にもたらします。

 多くの女優さんやタレントさんが、この獅子座金星をもっています。

 火星が山羊座最終まで来ていたので、アスペクトでは90°スクエアになりますが

火の星座同士なので、クリエイティブな創造性を発揮します。

 アートの創作や、恋愛における男女の盛り上がりなど良い恩恵が期待できます。

しかも、この獅子座金星は、天秤座同様、金星を支配星とする牡牛座にある天王星とも90°スクエアになります。

 逆行している牡牛座天王星は、個人には自己のリソース(使える資質と資産)とバリュー(価値と価値観)の再発見&再開発をもたらします。

 山羊座ステリウムのもとで、なかなか開花しずらかった自己実現と自己表現を

情熱をもって取り返していける時間帯がやってきています。

  金星は、蟹座最終度数にある小惑星ヒギエアを超えています。衛生観念を示すと考えられる小惑星です。

 これまで蟹座にいたので、個人の自衛のために必要な、日常生活における衛生習慣をもたらせてくれました。

 身を守る自衛のため、衛生習慣を最大限向上させるための努力は、ピークを超え、秋冬に備えた体制は整いつつあります。

 天秤座の水星もまた、バイオ・エンジニアリングを示すとされる準惑星マケマケを超えました。新型コロナが武漢中国のウィルス研究所から流出したのであれば、このアステロイド(小惑星)も関与していると考えられます。

 火星もまた、順行していた時に、不和と争いの女神である準惑星エリスを一度、通過しています。

 起こりうる、ある程度の危機はすでに表出していると思います。

 それでも、まだ、安倍首相の退陣のような、ブラックスワンが残っているのでしょうか?

 山羊座ステリウム3天体の先頭をきって

13日9時41分、山羊座木星山羊座17°24′で順行に戻ります。

 組閣や臨時国会の開会など、政治のリーダーシップは徐々に戻ってはくるでしょう。

 しかし土星冥王星はまだ逆行しています。

 次の乙女座新月は乙女座25°、安倍首相の太陽は乙女座27°。

 さらに乙女座新月は運命の軸、射手座&双子座にある月のノード軸とTスクエアになります。

 彼は首相の座は退きますが、議員辞職するわけではありません。

 次の乙女座新月は、彼の政治生命における新しい段階のスタートです。

 すなわち、彼は今度は政権の背後から、影の権力者として院政を敷き、政治的影響力を行使しようとし始めるでしょう。

 よって、乙女座新月近辺、新月以降に内閣が組閣されれば、彼が背後から操る傀儡政権が誕生するはずです。

 土星冥王星も逆行しているため、真の権力があるべき場所は隠蔽されやすいのです。

 そして山羊座ステリウムは、彼の乙女座27°太陽と120°トライン、彼の野心を全力で支援してもいます。

 それでも、日本の政治史もまた、歴史の新しい頁に進んでいきます。

 山羊座ステリウムはパラダイムシフト、権力構造は、まだまだ激変していきます。

 2020年9月17日20時00分、月と太陽は乙女座25°0′、ひとつの完成形を表す度数で新月を迎えます。