先の8月19日の獅子座満月から、月は同じ火の星座である射手座に移動し、射手座の上弦の月になります。
新月で蒔いた種、願い事やアイデアを実行するためのチャレンジを、力強く後押ししてくれるポジティブなエネルギーを与えてくれます。
目標に向け大きくジャンプできる射手座の上弦の月です。
2020年8月26日02時58分、月は射手座2°58′で上弦の月になります。
新月後の最初の大きな試練、太陽と90°スクエアになる緊張と動揺を乗り越え、目標に向けて挑戦をしていくエネルギーです。
このあと月は満ちていき、次の満月までは上弦の月のフェーズ(1/4ごとのサイクル)になります。
情熱的で挑戦的な射手座の月と90°スクエアになるのは、射手座と同じ柔軟宮である
乙女座2°58′の太陽、乙女座10°には、乙女座を支配する水星も入っており
同じ地の星座、8月15日から逆行しはじめたばかりの牡牛座10°天王星と地の120°トラインで結ばれます。
個人レベルでは、内省的な乙女座の太陽と水星を利用し、新しい技術、未来に役立つテクノロジーを積極的に学んでいこうとします。
また、内省的な乙女座太陽&水星はジャーナリングの好機です。
もう2020年はいいよ!となっている山羊座ステリウム疲れのひとも、かなりいるはずです。
乙女座太陽&水星は、まるでオフコースの曲を聴いているが如く、ひとを内省的にするはずです。
9月に入れば、来年2021年の日記や手帳が続々と発売されてくるはずなので、気分転換に来年のスケジュール手帳の購入計画を立てるなどして、意識を未来に進めてみてもいいかもしれません。
もちろん、乙女座はヘルスケアとアンチエイジングの星です。
より高い免疫力を獲得するための努力を厭いません。
今年は、より健康な身体を手に入れる努力を意識すべき年です。
今年、手に入れた健康習慣は間違いなく、未来の財産になります。
未来の進化の土台のひとつが、完璧な衛生習慣と健康習慣です。
一方、マンデーン(社会情勢)では、
乙女座は医療と衛生分野の星座であり、逆行している天王星とアスペクトをとるため
登場しはじめたCOVID19のワクチンの、副作用や後遺症について、臨床試験のより詳しい内容が明らかになってくる可能性があります。
ワクチン開発成功の期待から、現在暴騰している株価と経済の先行き不透明感もまた、怪しくなってくるはずです。
個人でも社会でも、根拠のない曖昧な期待のバブルが弾ける時の無惨さを、射手座の月が強調することになるかもしれません。
もとから、日本国民は安全な国産のワクチンを待望しています。政府が手に入れた外国産ワクチンを、勧められても積極的に摂取しようとしないはずです。
そして秋冬の星回りの主役、牡羊座の支配星として、牡羊座26°まで進んだ火星と
活動宮スクエアになっている山羊座ステリウム
17°度まで逆行を進めている木星です。
火星は、もとより山羊座に月のノード軸のサウスノードがあった今年の2月に、このサウスノードと合になった頃
世界はCOVID19のパンデミックを認識し始め
3月後半、火星が山羊座ステリウムを越えていった頃
あっという間に世界中に感染を拡大させていきました。
その火星が、いまは順行の状態で山羊座ステリウムと最初の90°スクエアになっています。
おそらく、いま日本で感染拡大しているCOVID19は、6月21日の蟹座0°日食の頃に、さいきん東京型と呼ばれている新しいタイプに変異しているウィルスです。
火星は、9月10日に逆行して、反対に12日順行になる木星のいる山羊座ステリウムと再びオーブの狭い活動宮スクエアを形成していきます。
この活動宮スクエアは今年後半はずっと続いていくわけですが
この時間帯では、火星と木星の両者が留(ステーション)になってスクエアになります。
90°スクエアは緊張と動揺が起きる、チャレンジの激しいアスペクトですが
しかもこれが、火星は支配している牡羊座にいます。
火星は古来より戦争の星です。
現在の天体図自体が、牡羊座火星、乙女座水星、魚座海王星、山羊座土星と、多くの惑星が自分のホームのポジションにいて
太陽系を渦巻く巨大なエネルギーが変革のために地球に注がれています。
惑星のサイクル(周期)として、惑星が逆行して同じ度数に戻るとき
先にその度数を通過した時に起こったイベントと、同じような出来事が繰り返されたり
順行時に撒かれた種が、その度数まで逆行した時、はっきりと姿を現せたりすることは
水星逆行の時など頻繁に経験している事だと思います。
なので、この先の秋冬、逆行する牡羊座火星と順行に戻る山羊座ステリウムの活動宮90°スクエア時に何が起こるか
社会も個人も推測できるタイミングです。
もちろん、すべての個人は社会の一員として、最大限の努力で国家と社会を支えています。
牡羊座火星が最初にオーブ0度でスクエアになるタイミングは、木星が各19度で8月4日、冥王星が各23度で8月13日、土星が各26度で8月25日です。
惑星すべてが逆行している現在の山羊座ステリウムは、政治のリーダーシップの欠如として現れていますが
gotoトラベルの結果、日本で何が起こっているかは、皆さんご存知の通りです。
また火星の牡羊座24°準惑星エリスへの通過について、もう2度離れていますが
まだ野外での行動は緊張して、周囲に注意していたほうが良いはずです。
しかし、梅雨明け前に起きた各地の河川の氾濫や、レバノンの爆発のような惨事は、もう誰もこれ以上見たくないはずです。
山羊座ステリウムの黙示録っぷり、世界に漂う終末論的な雰囲気は、正直、もういい加減にしてほしいと人類は疲れています。
この上弦の月にオーブ0の180°オポジションで向かいあっているのが蟹座17°の金星です。
愛の惑星である金星は、さらにもう1オクターブ高い波動の愛の惑星、魚座20°海王星と120°水のトラインで結ばれています。
素晴らしい愛の波動を贈られています。
そして、この愛の波動の120°トラインが
黙示録的な世界の混迷、火星と山羊座ステリウムの活動宮スクエアを調停しています。
蟹座金星は、そのまま母性愛です。愛とは無条件の受容性のことです。
動物たちの子育てから、本能から生まれる母性愛が、魚座海王星的な自己犠牲の側面を、いかに自然なかたちで内包しているかについて、学ぶことができます。
人間にもホッキョクグマ型お母さんやライオン型お母さんがいます。そして動物たちと同様に、子殺しもあります。
山羊座的な社会規範としての母親像や、子育てはこうあるべき論に縛られる必要はありません。
母性愛は、山羊座的な社会規範として、外側から強制されるものではなく
人間の本能から溢れる自己犠牲、無条件の受容性のエネルギーです。
金星が双子座のノースノード(ドラゴンヘッド)を越え、そして離れていく時
誰もが大きな愛の意味を知ることができるはずです。
この黙示録のような山羊座ステリウムの世界で学ぶことは、他者と地球への愛と思いやり
そして新たに始まろうとしている
友愛の風サインの時代
人類は協調して困難を乗り越え、自然環境を回復させなければ
もう生き延びることはできないのです。
牡羊座火星は、個人に新しいアイデンティティを獲得させるため、山羊座ステリウムと格闘させています。
その獲得すべきアイデンティティとは
おそらく、地球と未来の子どもたちのために
みずから進んで自己犠牲をはらうことです。
いま人類に求められている愛とは、子孫のために、これからは自己中心的な欲望をいくらか犠牲にしなければならない、という
母なる地球、マザーアースからの伝言であるはずです。
牡羊座火星×魚座海王星らしい気候、恐るべき熱波と、突然の激しい雷雨が繰り返されるなかで8月は終わります。
そして9月は魚座満月から始まります。
引き続き、愛が学びのテーマになります。
2020年9月2日14時22分、月は魚座10°12′で魚座の満月になります。