:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020/8/12 牡牛座下弦の月のホロスコープ


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jp.techcrunch.com

 

NASAが打ち上げた火星探査機の愛称を日本語に訳すと

忍耐力そして不屈の精神だそうです。

 

news.mynavi.jp

先日、種子島から打ち上げられたH2ロケットが搭載しているUAEの火星探査機ホープ

そして中国の探査機も火星を目指しており

世界中が火星に注目しています。

 いま天体図の牡羊座の後半度数を運行している、牡羊座の支配星、火星は、木星を始めとした山羊座の後半度数を逆行中の山羊座ステリウム(惑星集中)と本格的な活動宮の90°スクエアを形成しつつあります。

そして火星、戦いと戦争の神は、いよいよ準惑星エリス(#136199)、争いと不和の女神に接近していきます。

 怪我や事故に注意するよう、安全な行動を意識しはじめてください。スポーツ中も注意が必要です。

 キャンプが流行していますが、ナイフやカッター、刃物や先端の尖ったものの扱いに気をつけてください。

 また子どもやパートナー、ペットのミスを、激しく叱責しないよう意識してあげてください。今は怒りで我を忘れてしまいがちです。

 万が一喧嘩やあおり運転に遭遇した時は、すぐさま通報して、絶対に立ち向かったりしないでください。

 ロケットもあらわす天王星は、8月15日から来年の1月14日まで逆行しますが、ロケットを起爆させる火星は、9月から逆行します。

 年後半は、怒りを常にコントロールすることと安全な行動を意識して過ごしましょう。

 

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 2020年8月12日午前1時45分、月は牡牛座19°で下弦の月になります。月がさらに欠け、新月になるまでの約1週間は、下弦の月のフェーズ(1/4ごとのサイクル)です。

 新月転換までのラスト1週間です。

 水瓶座満月のときに、逆行直前の牡牛座10°天王星と一緒にいた月は、ショックを与えた天王星から離れつつあります。

 満月のショックを引きずりながらも、今ではすでに覚醒し、目覚めている牡牛座の月は

獅子座で下弦をつくる太陽、そして

蟹座から獅子座に入り、太陽に近づきつつある水星に意識は向かい、自分を取り戻すために人生の目的、自己実現を達成するためのワークに熱心に取り組んでいます。

 先の水瓶座11°満月は、逆行直前の牡牛座の天王星とゴリゴリの不動宮Tスクエアを形成する、雷ショックの激しい満月でしたが

下弦になるまで月が移動する今回の天体図では、獅子座19°太陽と牡羊座22°火星が

火の星座同士の120°トラインをつくり

動乱の社会情勢に巻き込まれていながらも

自分自身のプレゼンス、存在意義や自己実現、自己表現の確立を情熱をもって模索しています。

 90°スクエアの動揺と緊張を、自己実現の集中力に変化させていく時間帯です。

 次の獅子座新月になると、太陽と月のみならず、水星まで獅子座後半度数で合になり、牡羊座火星と華やかな火のトラインをつくります。

 満月頃の景気悪化のショックに覆われていた世相の空気感は、混乱のなかでもポジティブな方に変化していきます。

 とくに芸術や芸能は花開きます。

 水星が獅子座を駆け抜けていますから、(歌舞伎役者の子どもたちのような)子役のスターは脚光をあびるでしょう。

 華やかな芸能やアートの世界から、ひとは元気や勇気をもらい、みなが生きる糧を得て、現状のスクラップ状態から、社会を再びビルドしていく流れが社会に生まれるはずです。

 水瓶座満月には何らかのショックを受けるひとがかなりいる気配がありますが、この下弦から新月になる頃には、

個人の気分も世相の景気も、夏本番の上がり調子で盛り上がってくるはずです。満月の試練をぜひ、忍耐でくぐり抜けてください。

 この試練と忍耐の部分となっているのが、

牡羊座火星と活動宮の90°スクエアになっている、山羊座19°木星を筆頭に逆行している冥王星&土星の3つの外惑星、山羊座ステリウムです。

 山羊座ステリウムは、獅子座水星&太陽に150°クィンカンクス、不調和と不均衡を感じさせるジレンマのアスペクト

社会的な理由やプレッシャーから、個人の表現をのびのびとさせてくれない、急な予定変更や横やりを入れて来たりします。

 世界には現在の黙示録のような世相を出現させ、

いっぽうで個人にとっては進化のための土台づくり、

年末の冬至のゼロ・アクエリアス水瓶座木星土星合から始まる新時代に、さらに進化していくための土台づくりを担っています。

 山羊座ステリウムは、個人にとっては激しい努力と厳しい忍耐、および、激しい労働と厳しい倫理観として現れています。

 ただし今回の牡牛座下弦の月の喜ばしさのもうひとつは、

進化のためのショックを新月時に与えた牡牛座10°天王星山羊座ステリウムが地の星座同士の120°トラインをつくります。

 しかもこのトラインは、魚座20°海王星によって小三角の複合アスペクトになります。

 よって、自己の資質や価値を自己表現に昇華しようとする牡牛座天王星90°獅子座水星&太陽の緊張感、

そして獅子座水星&太陽150°山羊座ステリウムのジレンマを

魚座海王星の力を信じることで統合し、目的意識として有効活用できます。

 社会天体同士なので、個人が意識して使うには難しい面がありますが、混乱している時代だからこそ受けることができる大きな恩恵

大いなる閃き、右脳的なインスピレーション、

宇宙の導き、長年の努力に対するラッキーチャンスなど、努力してきた個人が報われる機会が必ずあると思います。

 魚座海王星は「人事を尽くして天命を待つ」エネルギー、宇宙を信じることができれば、

個人の自己表現を150°クィンカンクスで縛っている山羊座ステリウム、

(おそらくCOVID19の感染拡大がひどい地域での自粛要請)

そのなかで独特のオリジナルな表現、独自の個性の発見ができる機会を得るチャンスに変えることができます。

 愛の星、金星は蟹座3°にいますが、双子座27°の月のノースノード(ドラゴンヘッド)に近接しています。

 蟹座的な家族や身内でのコミュニケーションの大切さ、信頼関係をもういちど構築していく時間です。

  満月以降、ステイ・ホームが再びテーマになるひとがいるかもしれません。

 愛情が、なにものにも変えられないことに、気がつくべき時です。

 同時に蟹座は自分への愛情、セルフラブも大切です。

 金星を支配星とする牡牛座にいる天王星は15日から逆行します。

 蟹座も牡牛座も、共通してセルフラブのテーマをもっています。

 みずからを喜ばせるための快適な居住環境、安らぎの家庭生活、美味しい料理。

 この牡牛座の下弦の月の最大のテーマは、やはり自己愛、セルフラブです。

 牡牛座天王星は自己愛についての発見を促しています。

 自分自身を深く理解し、そして愛することが、自分のリソース(資質と資産)とバリュー(価値と価値観)の再発見、再開発という牡牛座天王星のテーマに繋がります。

 太陽&水星は獅子座にいて、ひとは自我や自意識に関心が向かいがちですが、自他への愛情なくして、この動乱の世界を生き延びることは不可能です。

 自分は一体、何を愛し、愛着を感じているか?

 日本の働き方改革は、まさに山羊座ステリウムのテーマのひとつですが、慈愛をテーマに働き方や生活態度を振り返るフェーズになるようです。

 ところで、牡羊座火星はブラックムーンリリスとも合になっています。リリスは女性性のダークな部分を支配しています。

 性の問題、自分らしいセクシュアリティについて考察する好機です。

 火星90°冥王星はアドレナリンを刺激し、性欲を高めます。いまは男女ともに、性を意識せざるを得ないはずです。

 各自はみずからの性を考察し、冥王星がテーマとしているセクシュアルなカルマを現世の人生に統合するため、深く理解する必要があります。

 性の意識、セクシュアリティは個性に属するため、各個人ごと多様ですが、

個人のなかでさえ、時にアンビバレントで複雑な自分の性の存在を理解し、意識的に解決していかなくてはならない深いカルマを蓄積させています。

 個性と同じように、誰一人として同じ性の意識をもっていません。性の意識はすべての各個人の個性に属しています。

 自分の性の意識、セクシュアリティは自分にしか理解できず、自分の力で理解し、意識の表面上まですくい上げ納得し、統合する必要があります。

 多くのひとは、過去生(前世)では現在とは違う性別で生きており、今とは違う性別の性を、近代以前の封建的社会のなかで抑圧していることも多いため、

複雑でアンビバレントな性の意識を、誰もが重層的に抱えています。

 みずからの性に向き合い、魂を成長させていく時です。

 新月前の月隠(つごもり)まで、リトリートして癒しながら、自分と自分の愛、性愛の問題も含めて、じっくり向き合ってみてください。

 2020年8月19日午前11時42分、太陽と月は獅子座26°35′で獅子座の新月になります。