暑中お見舞い申し上げます。
次の水瓶座の満月は、牡牛座10°にある水瓶座の支配星、天王星と不動宮のTスクエアのアスペクトを形成する予測不能な満月です。
しかもアスペクト範囲=オーブは1度を超えただけであり、非常に強い影響をもたらします。
社会は不規則な変更や予期せぬ出来事に遭遇しやすくなります。
現在の社会状況を鑑みると、より困難な食糧難や経済危機の出現が想定されます。
Gotoキャンペーンの結果から、一部業種での休業要請を始めとした、社会の混乱を覚悟しておく必要があります。
天王星の雷バリバリの満月であることを、あらかじめ覚悟しておけば、不測の事態が起こった時、落ち着いて対処しやすくなるでしょう。
個人レベルでは、年末の冬至に
水瓶座0°で合となってスタートが始まる
巨大な情報とモビリティ革命の時代
風サインが強まる時代にあわせて、みずからの生き方を変革させていく
土台づくりの第1段階を完成させるチャンスとなります。
今年の3月から7月初めまで、土星の滞在によって形成されていた、牡牛座天王星と水瓶座土星の不動宮の90°スクエアは、今年の年末以降、2022年まで続くアスペクトです。
そして牡牛座天王星は、このあと8月15日から逆行を開始します。
今回の水瓶座満月は、2022年まで続くチャレンジの基礎の部分に光をあててくれます。
私たちはみな、進化のための土台づくりに挑戦中ですが
天王星はライトニングのエネルギーですので
バビロンの塔のように、軟弱だった基礎は崩されるかもしれません。
それでも、水瓶座と天王星は、プログレス、進歩と進化、そして問題解決のための気づきを与えてくれる存分です。
社会も個人も、一発逆転の斬新なアイデアに恵まれる期待があります。
火星もまた、みずから支配する牡羊座を運行しています。
恐れずに生きてゆける
彗星のように燃え尽きたい
誰もが情熱的な想いを抱いて生きている真夏の満月です。
天高く輝く真冬の満月と反対に、空の低いところをぼんやり移動していきます。
盆踊りの夜の思い出を、思い起こさせる親しみやすい真夏の満月です。
2020年8月4日午前0時59分、月は水瓶座11°45′で真夏の満月になります。
満月のあと月は欠け始め、下弦になるまで約1週間は
満月のフェーズ(1/4ごとのサイクル)です。
満月はひとの感情と本能をピークに導きます。それまで無意識にくすぶっていた不満と不都合の正体が明らかにされます。
また、感情的なカルマをリセットして、根深い執着を宇宙にリリースできるチャンスの時です。
しかし冒頭に述べたとおり、今回もまた激しい満月時間を迎えようとしています。
繰り返しますが、水瓶座と獅子座の11°に位置して満月になる月と太陽、満月軸と
牡牛座10°天王星はオーブ1度のゴリゴリのTスクエアを形成しています。
隠れていたリスクが明らかにされ、みなが何らかのショックを経験するはずですが
不動宮でのTスクエアの対処法としては、やはり柔軟性と適応力をもって対処するときです。
東京チャートで牡牛座10°天王星は水瓶座のナチュラルハウスである11ハウス
個人は問題解決の糸口を発見し、みずからの波動をより高いレベルに引き上げていくきっかけを掴めるはずです。
さらに、この満月は、先の蟹座28°の新月と1度違いの蟹座27°に水星が入り、
蟹座新月と同じく
対向180°の山羊座のステリウム(惑星集中)、とくに土星と180°になります。
そして牡羊座19°火星とはまだゆるいですが、2つめのTスクエアを形成し始めています。
牡羊座19°火星は度数を進め、さらにこの後、9月10日から逆行して
牡羊座&山羊座ステリウム間で活動宮の90°スクエアを今年の後半は形成し続けます。
社会と個人は、先の蟹座新月の課題である感情的な消化の問題や、家と家族のステイ・ホームのテーマをゴリ押しされています。
愛の問題は、アイデンティティを揺さぶっています。
逆行している山羊座ステリウムが世界にもたらしているこの黙示録的な世界
(タロットの悪魔のカードを引いた瞬間のような)
山羊座的悲観にのみこまれないよう
現実的な地の星座、山羊座の良い面である目標設定、ハードワーク、忍耐と努力
これらのエネルギーをポジティブに有効活用して、天王星が与えてくるであろう
急な変更の必要性を受け入れ、困難をひとつひとつ、実直に処理していく時です。
水瓶座と天王星がショックを与えてくるのは、あくまで進化のために、問題解決のための高い視座を私たちにもたらそうとしているのです。
みなさんは数ある占いのなかで、わざわざ占星術を選んで追いかけているので、おそらく出生図の11ハウス&水瓶座&天王星が強いはずです。
各個人はピンチをチャンスに変える水瓶座天王星的能力をもってして、この危機をブレイクアウトの好機ととらえ、対処すると思います。
まあ人間、へこむときは、へこみます。へこんだあとは、各自の蠍座冥王星が起動して、よみがえるので心配しないでください。
水星と土星のアスペクトはすこぶる有能であり、集中力を発揮できるので仕事にはかなり使えます。
激しい努力と厳しい忍耐、労働と倫理観で、いくらでも耐え忍ぶタフさと、スタミナに恵まれています。
火星90°冥王星はアドレナリンを活発にしています。夏に特有の事故や熱中症、怪我には注意。
調停しているのは、新月と同様、逆行している魚座20°海王星です。
魚座海王星60°山羊座木星は、COVID19の感染拡大のアスペクトです。しかし本来は
両者は高い精神性と協調、宗教的倫理観と道徳、とくに魚座の慈愛と思いやり、優しさ、静かなる瞑想と祈り、心の平和によって、人生をスムーズに前に進めていくことができます。
東京チャートで3ハウスに位置する獅子座11°太陽のサビアンシンボルは獅子座12°「素敵なランタンに灯された芝生の上での大人たちの夕食パーティー」
日常生活では息抜きの大切さ
定期的に緊張をほぐすことが大切です。
魚座海王星は自然の近くでリフレッシュできることを示唆しています。
大人の密かな楽しみを見つけましょう(月見酒とか?)
7月22日の大暑に、獅子座太陽のシーズンを迎えて以降は
現在の激しい天体図のなかでも、月以外の天体の星座移動はなかったので
各自それぞれの課題に集中して取り組んでいたと思いますが
今回の水瓶座の満月のフェーズでは、
6月&7月を蟹座で逆行していた水星が、8月5日に獅子座に移動
5月&6月を双子座で逆行していた金星
(6月4日に内合して新しい人間関係のサイクルを開始させた新金星)
が8月8日に蟹座に移動
双子座と蟹座という、私たちの生活圏内に密着している2つの領域を
両者が星座移動していきます。
双子座金星はとくに人間関係、兄弟姉妹の問題
蟹座水星は家庭のくつろぎと、内面の感情的な消化について
長い時間をかけた試行錯誤と再考を私たちにうながしてきました。
それぞれが課題にしてきた進化の土台づくりの
ひとつの完成形を満月時間に見ることができると思います。
このあと、獅子座に移動する水星は、太陽がすでに意識している自己実現を助け
蟹座の金星は、水星が終わらせることができなかった愛についての宿題
もしくは、人間関係の感情的な交流を、さらに深めていく働きをしていきます。
双子座26°の金星は、今回の天体図、東京チャートのアセンダント(地平線)直下にあり
双子座28°にある月のノースノード(ドラゴンヘッド)と合になっています。
月のノード軸は運命と進化の道、
カルマからダルマへの道
月のノースノードは進化への方向性です。
双子座的な新しい知識と情報に対するオープンマインドさ、人間関係の繋がりを大切にして生きる時です。
困難な時代を、隣人同士、コミュニティの一員として助け合い、危機を乗り越えていく時です。
9ハウスに位置している満月の月のサビアンシンボルは水瓶座12°
「広大な階段に異なったタイプの人々が順々に立っている」
コミュニティで支えあい、より高度なレベルに進化し意識を上昇させる機会です。
8月7日は立秋です。激動の2020年も残り5ヶ月です。
8月12日午前1時45分、太陽は獅子座19°27′まで進み、月は牡牛座19°27′で
獅子座の太陽と不動宮の90°になり、下弦の月になります。