今年最後の新月は、12月26日午後2時13分、山羊座の4.07度で起こり、金環日蝕です。
月と太陽は、運命の軸を現すノード軸のサウスノード(ドラゴンティル)とともにあるので、この新月は日蝕になります。
蝕が起こるときは宇宙の門が開く時で、
私たちは新しいインスピレーションを手にいれることができます。
蝕が起こる山羊座には太陽と月以外に、土星と冥王星と木星の3惑星が滞在し、カプリコーン・ステリウム(山羊座の惑星集中)になっています。
まだ年は明けていませんが、
とって最も重要な新月といっても
過言ではありません。
3惑星はいま、山羊座に集まり、
もう機能しなくなった古びた社会体制、
マンネリ化して、役に立たない社会制度を
徹底的に「破壊」しています。
私たちの全員が、
所属している集団に対する貢献や、
社会的立場、属性、認知に関する、
新しいアイデンティティーを構築していく
チャンスを手にしています。
人によっては、
アイデンティティーだけにとどまらず、
新時代の騎手として
冥王星があらわす権力やカリスマを
手にする人もいます。
新月の願いを書く人は、
自分の出生図の山羊座に関する分野で
才能や魅力を発揮し、
新時代のニーズに合わせた
新しいタイプのカリスマになることをぜひ書き加えて下さい。
出生の山羊座のハウスによっては、
そこまで大げさなパワーをもつ事に
急いでいなくても、せめて、
その分野で新しいアイデンティティーをもつ、だけ書いてもかまいません。
その支配星、土星は同じく山羊座の9ハウスで冥王星と重なり合となっており、
6ハウス蠍座火星と
個人が使い易い小三角のアスペクト。
個人が扱うにはあまりに大きいエネルギーではありますが、
新月の願い事やコラージュを作り、
これを眠りの前に繰り返し読んだり、
眺めたりして自分が願いを達成し、
進化した姿になっているイメージを浮かべてから眠りにつくと、
潜在意識からも変化を促していけると思います。
新月のサビアンシンボルは「羽のある三角」、自分の生き方の理想的なヴィジョンを獲得するというシンボルです。
11ハウスの魚座の海王星から未来のヴィジョンを引き出せます。
これは次の日蝕のある半年後まで続くエネルギーです。
29日には山羊座にイングレス、入っていく射手座の水星も、
12ハウスの牡牛座の天王星とは120度、トラインの良好なアスペクトです。
新月の願い事を書くことはかなり有効だと思います。
一方で、12ハウスの牡牛座の天王星は
自分のサインである水瓶座を運行している
金星と惑星の星座交換、ミューチュアル・レセプションで90度の緊張、スクエアのアスペクト。
自分の才能や魅力を使って稼いでいくお金や、価値や価値観については、未来思考になっていかざるを得ないでしょう。
自分の価値を高めるためなら、お金に糸目をつけず衝動的な投資をしそうな勢いがあります。
お金や価値観に関する願い事は、必ず未来思考で、将来の稼ぎ方に焦点を絞って書き起こすことをおすすめします。
月が満ちていき、次に上弦の月になるのは、
もう来年の1月3日午後1時45分、牡羊座12.15度で上弦の月となります。
